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Customer(得意先)またはVendor(仕入先)の新規登録

Business CentralでCustomer(得意先)またはVendor(仕入先)の新規登録を行うとき、CustomerやVendorのテンプレートを使うと便利です。

Business CentralにはCustomerやVendorのマスターデータを登録するためにテンプレート作成機能が用意されています。Tell me(検索)からCustomer TemplatesまたはVendor Templatesと入力するとリストページが表示されます。

Customer 側での簡単な説明となります。

Customer Templates

Customer Templates List Page

Newをクリックし、新しくテンプレートを作成します。

必要な情報を入力して閉じるとテンプレートが出来上がります。Business Centralは自動保存してくれるため、入力終わるとデータとして保存されます。

Customer Template on Business Central

Customer Template

地域などのDimension Codeの初期値設定などもこのテンプレートでできます。取引先に応じてCodeの番号体系を変える場合はいくつか用意しておくと、取引先番号の間違いなど減らせるなどちょっとしたミスを減らすことにも利用できます。

新規の取引先を登録するときに承認が必要の場合、このテンプレート機能を利用すると便利です。BlockedをAllとして設定し、新規登録したときは必ず取引情報の登録ができないようにしておき、承認後、この値をブランク自動で変更にする、といった使い方で未承認の取引先のトランザクションを利用できないようにすることに使えます。

Set All in Blocked field on Customer Template

BlockedをAllに設定

作成したCustomer テンプレートを利用して、Customerを新規作成します。テンプレートを選択し、OKをクリックすればテンプレートを利用してCustomerが作成されます。

Create a new Customer by Customer Templates

Customerを新規作成

CustomerページのBlockedフィールドが最初からAllになっています。

Blocked is set "All" in newly created Customer

新規作成のCustomerでBlockedがAllに設定

Power Automateの承認フロー機能を利用して、承認申請をおこないます。承認されたら自動でBlockedの値をAllからブランクに変更するようPower Automateの承認フローを設定しておきます。そうすることで、承認後にBusiness Centralで取引データを登録できるようにできます。

Before approve, Power Automate Approve, and after approved

承認前→Power Automate承認→承認後

※Power Automateの承認フローは、予め作成する必要があります。

Blockedのフィールドが見えていたらユーザーが勝手に変えられるのでは?となるので、このBlockedフィールドは通常一般ユーザーには見えないよう隠すほうがよいでしょう。