ITメモ

ITのこと学習中

Sales Order のLinesのLocation Codeを自動で設定する

Dynamics 365 Business CentralのSales OrderのLinesでLocation Codeを設定する必要があるときの小技です。

No inventory in Location Code ”EAST"

Location EASTに在庫が無い

このような場合、在庫のあるLocation Codeを探して、設定する必要があります。お客さんによっては、入荷まで時間あるから問題ない場合が多いですが、すぐ出荷手続きしてシステムにも登録して!と頼まれるようなときの小技?になるかも。

LinesのLine > Item Availability by > Location から、在庫数を確認します。

Item Availability by Location

Item Availability by Location

在庫数のあるLocation Codeを選択します。この場合、「MAIN」に15個あることがわかります。MAINの行を選択してOKをクリックします。

Location CodeをMAINに変更してよいか確認されるので、「はい」をクリックします。

Do you want to change Location Code from EAST to MAIN?

Location CodeをMainに変更してよいか確認される

Location CodeがMAINに変更されます。

Location Code in Lines has been changed to MAIN from EAST in Sales Order.

Sales OrderのLinesのLocation CodeがMAINに変更される

以上、Business Centralのちょっとした機能の紹介でした。

 

 

日本語でCopilotに指示して分析モードを使う

Dynamics 365 Business Central にはAnalysis モード(分析モード)という機能があります。名前の通り分析ようにデータをまとめたり、Excelのピボットのようなことができます。Copilot 機能があるので、自然言語で「○▲でまとめて」と言うふうな命令をするとCopilotが適当にまとめてくれます。

前バージョンまでは、日本語があまり通じなかったので使っていなかったのですが、2025年10月リリースの v27.0 で日本語が通じるか試してみました。

Sales Linesで試してみました。Sales Linesには、Sales OrderとSales Quoteの明細行のデータで、オープン状態となっています。

Sales Linesを表示し、Copilotに「場所ごとに販売数量と金額をまとめて」と指示しました。

Sales LinesでAnalysis Modeを使って分析する

すると、場所(倉庫)別で数量と金額に分けてくれました。前はそう簡単に行かなかったのですがすんなり行けました。

Sales Lines Analysis Mode 結果画面

「>」を開くと、内訳も確認できました。

Analysis Mode 詳細画面

「LocationのCodeではなく名前にして」と指示すると、Sales LinesのLocation Codeを参照して、別テーブルのLocationから名前を取得して表示してくれました。

Location CodeからLocation Nameに変更してサマリ

Locationは英語になってしまったり、と日本語で使うのは完全にうまくいくわけではないのですが、少しずつ日本語でも使えるようになってきていることがわかりました。

また、今回の例のような、指示をCopilotに与えて、自動で関連する別のテーブルから情報を取得するのは、バージョン27の新機能です。

learn.microsoft.com

 

 

Dynamics 365 Business Central で Power BI を利用して分析ができる

Dynamics 365 Business Central (BC) には、Power BIのレポートがたくさん用意されています。Power BI を利用するため、BCのライセンス以外に、Power BI のライセンスも必要になります。別途購入が必要となるか、それについて詳しくないですが、例えばM365 E5ライセンスがあればライセンスはすでに保持しているから問題ないとかあります。

この BC の Power BI レポートですが、2025年10月にリリースされるバージョン 27 以降、また少し新しくなる予定です。

Business Central のすべてのレポートを確認するには、All Reports(すべてのレポート)をクリックすると、一覧で確認できます。

全てのレポートをクリックすると全レポートリストが表示される

ここでレポート名に(Power BI)とついているのが Power BI レポートです。Dynamics 365 Business Central で Power BI のレポートを確認するには、Power BI にBusiness Central のPower BI appsをインストールする必要があります。これは、Power BI よりインストールします。

参考: Power BI に Business Central ダッシュボードを配置する - Training | Microsoft Learn

Business Central の Power BI apps は、AppSourceからインストールを行います。

AppSourceのBusiness Central のPower BI app一覧

Microsoft AppSource

これらのPower BI apps を利用すると、デフォルトで以下のようなレポートを確認できます(レポートはサンプルデータ)

Business Central Power BI Reports Samples

Business Central Power BI レポート(サンプル)

このレポートの .pbix ファイルはGitHubで公開されており、ダウンロードして Power BI Desktop で確認することができます。2025年9月14日時点では、v27用のPower BIファイルはPublic Previewとなっています。 

github.com

PBI26Apps

github.com

PBI27Apps

Business Central のデータを Power BI を利用して分析データの表示ができます。自社オリジナルの分析をする場合も Power BI で作成すればよいだけです。サンプルはpbixファイルを参考にしてすれば、変更や更新も外部業者に依頼することなく、社内ですぐに対応できます。

 

 

Business Centralで場所別の在庫情報のレポートが欲しい その3 Analysis Mode を使おう

以前、Business Centralで場所別の在庫レポートが欲しい、と書いたことがありました。

learningit.hatenadiary.com

learningit.hatenadiary.com

2年前の記事ですが、今のDynamics 365 Business Central には、Analysis mode(分析モード)という機能がついて、さらに簡単に場所別の在庫がわかるようになっていました。

分析モードで場所別在庫数をわかるようにするには

1. Item Ledger Entriesを開きます。

Item Ledger Entries を検索して進む

"Item Ledger Entries"へ進む

左上にあるAnalysis mode(分析モード)ボタンをクリックして、分析モードに変更します。

左上のAnalysis Mode ボタンをクリック

Analysis Mode ボタンをクリック

右上のPivot modeトグルをクリックして、Excelで使うようなピボットテーブルに変更し、行(Row)にItem No、列(Column)にLocation Codeを設定し、ValueにQuantityを選択すると、場所別の在庫数が確認できます。

Analysis Mode でPivot機能を利用して場所別在庫数を表示

場所別在庫

この分析モード、関連するデータの連携もできるようになりました。

Analysis Mode で利用できるオプション。Add columns fromで他のデータも連携できる

Analysis Mode オプション

 

これで導入企業に依頼することなく、自分たちでレポートを作ることも簡単にできます。Business Centralで見るのはちょっと・・・という場合は、Open in ExcelからExcelに出力したり、Copy LinkでURLをコピーしてTeamsで連携することもできます。

 

 

Business Central 2025 Release Wave 1:Copilot を使用して要約できる

Dynamics 365 Business Central の 2025 Release Wave 1 のCopilotに追加された機能に「Copilot を使用して要約する | Microsoft Learn」が追加されました。

learn.microsoft.com

販売や購買のなどのトランザクションドキュメント(Sales Order、Sales Invoice、Purchase Order、Purchase Invoice)やCustomerやVendorなどのマスターで、Copilotがサマリ情報を表示してくれます。

Summary by Copilot

Copilotによる要約

Sales Order(注文)やPurchase Order(発注)に関連する内容を要約して憑依してくれます。大体同じ内容をサマリしていますが、ページを開くたび表示される内容がその時の最新情報に更新され、また表示項目も少し違うことがあるため、「詳細表示」ボタンをクリックして、右ペインで内容を確認が必要です。

Detailed information by Copilot

要約の詳細表示

CustomerやVendorなどの取引先についても要約してくれます。

Vendor Summary by Copilot

Vendor(仕入先)の要約

うまく要約できない場合もあります。

Failed summarized by Copilot

要約を失敗

learn.microsoft.com

 

 

 





Business Central のバージョンアップがより柔軟に

Business Central のバージョンアップは年2回あります。このバージョンアップはメジャーバージョンが変わることを意味していて、それ以外にマイナーバージョンアップがあり、毎月行われています。例えば、メジャーバージョンがv26の場合、そのマイナーバージョンであるv26.0〜v26.5が順次用意されます。マイクロソフト社によって月次リリースされ、自環境に大体1ヶ月以内に適用されます。マイナーアップデートでも企業によっては変更機能の確認の必要がありました。

そのアップデートの適用日とバージョンの選択を、自分たちできるようになりました。v26.1にアップデート後、v27へメジャーアップデートすることが可能となり、そのアップデート日も2026年1月30日とする、など各社で決めることができます。未来永劫その先へ先延ばしはできませんが、かなり柔軟に予定を組めると考えられます。

これにより、業務への負荷をかなり減らすことができるようになったと思います。

You can choose the version for Business Central to update in BC admin center.

Business Central アップデートバージョン

Scheduled となっているのはリリース済みのバージョンで、Planned for 日付となっているバージョンは、これからリリース予定のバージョンで未リリースです。

 

新規でBC環境を作成するときも、バージョンが選択できます。これは国・地域(リージョン)によって新規作成できるバージョンが異なります。

CountryをJPとしたBC環境の場合、現時点(2025/05/25)では、v25.5、v26.0、v26.1の3つのバージョンから選択できます。これがUSの場合、v25.0〜v26.1を選択できます。

You can pick one version from the version numbers to create Business Central.

Business Central 環境の新規作成

learn.microsoft.com

 

 

Dynamics 365 Business Centralの新しいExcelレポートのExcel Layout Reports

Dynamics 365 Business Central に約1年前から導入された Excel Layout Report機能がある。これまでのRDLCで作成されたレポートや、今後廃止予定のExcel Reportsと似たレポート機能です。Excel Reportsが廃止されるのは、開発のためにALコードとVBAがプログラミングに必要なことと、新しく財務向けのレポート用にPower BI、Excel Layout Reportsが追加されたため。

Excel reports on the Business Manager and Accountant Role Centers (removal)

Excel Layout Reportは、Business Centralからダウンロードして利用するレポートです。使い方は、例えば Trial Balance/Budget の場合、

すべてのレポートから Finance → Excel Reports → Trial Balance/Budget

Business Manager ロールセンターを利用の場合、アクションにある Excel Reports → Trial Balance/Budget

Tell me検索で Trial Balance/Budget と入力

のいずれかの方法で、レポートリクエストページを呼び出して、Excelファイルをダウンロードできます。

Excel Layout Reports リクエストページで、フィルターを設定してExcel Layout Reportsをダウンロード

Excel Layout Reports リクエストページ

ダウンロードした Excel Layout Report は、印刷したり、分析向けにスライサーが設定されています。これはBusiness Centralの標準の Excel Layout Report なので、開発することにより機能の追加が可能です。

Trial Balance/Budget Excel Layout Report

Trial Balance/Budget Excel Layout Report

Excel Layout Reportをダウンロードすると、ExcelアプリのCopilot for Excelを利用することが可能です。Copilotを利用し、自社の要件にあった分析レポートを自分で作成することも可能です。Business Central上で、無理に分析レポートを作成することないので、導入コスト減にも繋げることができます。それに後からベンダーに依頼することなく自分たちで好きなようにレポートを作成できます。