Microsoft社のDynamics 365 Business CentralからEdit in Excel機能を使って出力したエクセルファイルをOneDriveに保存しExcel Onlineで作業することができます。
【準備】
1)OneDrive Setupで設定を行う
右上の🔍アイコンをクリックして
2)Use with system featuresを有効にする
これでEdit in Excel で作成したExcelファイルがOneDriveに保存され、Excel Online使えます。
ところで、Business CentralのEdit in Excel機能とは?
Business Centralの機能の一つで、主にリストのデータをExcel形式で出力してくれる。出力されたファイルには、Business Centralの接続情報が含まれており、出力されたExcelを更新し、公開するとBusiness Central側のデータが更新される。似た機能でOpen in Excelがあるが、こちらはExcel形式で出力するのみで接続情報はない。
OneDrive Setup の Use with system features を有効化すると自分のパソコンのExcelではなくExcel Online(Web上のExcel)で編集し、公開するとBusiness Centralのデータが更新させることが可能となります。
【Edit in Excelの使い方】
Business Centralのリストページの右上にある箱から飛び出した矢印のようなアイコンをクリックし、Edit in Excelをクリックする。
するとEdit in Excel機能を利用したExcelファイルが自分のOneDriveに作成され、ファイルが開く。編集してから右下の「公開」をクリックすると、データチェックしてから接続先のBusiness Centralへ反映される。
例えばNo. 1896-SのDescriptionを「ATHENS Desk」→「新しいAthens Desk」へ変更し、「公開」をクリック
するとBusiness Central上でも 1896-SのDescriptionを「ATHENS Desk」→「新しいAthens Desk」へ更新されます。
大量データをExcelで更新するときなど便利な機能です。自分のパソコンの中にExcelがなくてもインターネットに繋がれば作業ができます。
【注意点】
「公開」の上に「更新」という名前のボタンがある。この「更新」ボタンを押すとデータが更新されると意識するが、この「更新」はExcel側のデータの更新のことを指す。このボタンをクリックすると、開いているExcelが最新のBusiness Centralのデータに更新されることになる。Excelでデータを編集し、公開ボタンを押していない場合、Excelのデータが編集前に戻るか最新のデータで上書きされる。
【OneDrive】
自分のOneDriveには、Business Centralから作成されたExcelファイルが保存されます。保存場所はデフォルトで 自分のファイル > Business Central になります。Business Centralフォルダに作成されたExcelファイルが保存されます。
Itemリストから作成されたファイルがItem Card.xlsxになります。Itemリストから再度Edit in Excelボタンを押してファイルを作成しOneDriveに保存するの場合、保存先のフォルダとファイル名の変更ができないので、選択肢が表示されます。
1.既存のファイルを使用するか、2.置き換えか、または3.両方とも保存するかのどれかから選べます。
以上、簡単なBusiness CentralのEdit in Excelの使い方でした。